ZRX1200DAEG発売当初より弊社ではアルティメイト、パワーコマンダーなどのインジェクションコントローラーを使用したコンプリートモデルを発売してきました。　その後も様々なトライ＆エラーを繰り返し、集大成として新たなパッケージモデルを開発するに至りました。　開発にあたっての最大のネックになっていたのがECU（エンジンコントロールユニット）の制御でした。　エンジンパワーを稼ぐには圧縮の高いピストン、リフト量の大きいカムシャフト、効率の良いエキゾーストシステム、キャブレターのセッティングなどが容易に考えられます。ですが、エンジンの許容回転数（レブリミット）の設定によってはそのポテンシャルを十分に発揮できません。　　ZRX1200DAEGの場合でもレブリミッターが9,500ｒｐｍで作動してしまうため、トップエンドでのピークパワーを稼ぐことができませんでした。　そこで弊社ではECUの解析に着手し、プログラムを補正する方法でレブリミッターの設定回転数をノーマルより上げることが出来るようになりました　また、ノーマルのECUではレブリミッターの制御だけでなくフューエルセーフティ機能によりフューエルマップの上限も制御しており、ただ単にエンジン許容回転数を変更しただけではピークパワーを稼ぐことはできません。　それら全ての条件をクリアしてコンプリートモデルを作り上げることができました。

現在お乗りのZRX1200DAEGを同様にカスタマイズも受付ています。

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